「健康」とは、何を思い浮かべるでしょうか。
けがや病気がない、元気に体を動かせる…
最近かぜをひいたり、身近に病気になった方がいたりすると、感じ方がまた違うかもしれません。健康とは病気がないだけではなく、精神的社会的にも良好な状態であるといわれます。
現代の私たちは健康でしょうか。
上下水道の整備や医療の発展など、公衆衛生のおかげで、乳児死亡率は低下し、平均寿命は延びています。
体格も1950年ごろの平均と比較すると30代男性では身長は10㎝、体重は20㎏近くも大きくなっています。
そんな現代ですが、少し前は成人病といわれていた生活習慣病のほか、アレルギー、うつ病といった精神的疾病などが増加しています。医学が進歩し、食も豊かになり、便利な世の中になりましたが、新たな健康問題も増えている状態です。子どもたちや若者の中にも生活習慣病や摂食障害、心の病を抱えている人もいます。
それらの課題を解決するには、肉体だけではなく心も健康に生きるにはどうすればよいのでしょうか。