4月教室のねらい 体幹・平衡系 2017年4月11日

さて新年度、2週目になります。(土曜日の教室は2回終了ですが)

4月の教室で重視していることについて

まず、体幹、平衡のトレーニングです。

これは年間通しても取り組む、基礎、土台となるものです。

自分の体をコントロールする。

体のイメージ、身体像をつかむ。姿勢、体の傾き、バランス、手足の位置、体がどのような状態にあるのか、どこにあるのかということがわかり、動かすことができる。

まずは自分の体に気づく、感覚をつかむことから。

それと体幹をうまくつかえるように。

末端の手足に頼った動きではなく、背骨や骨盤、肩甲骨といった体の中心部分をうまくつかう。

体幹から手足への動きが連動する。中心部から末端へ力がスムーズに伝達する。

いわゆる軸がある動き、四肢が連動した動き。

トレーニングメニューとしても、特に骨盤や肩甲骨周辺をよく動かす、体幹の動きに刺激を入れるものもあります。

骨盤と首の動き、肩の動きを連動させて体を曲げる

骨盤から動き出す、座った・寝た姿勢からの立ち上がり

寝返り、ハイハイ

動きはシンプル、地味に見えます。

コオーディネーショントレーンングは“神経系のトレーニング”ということで、複雑な動き、何種類ものステップやジャンプ、色々な動きを組み合わせるもの、曲芸のような運動をイメージされることがあります。

たくさんの種類の動きを経験することも大事です。動きを組み合わせる、つなげる、変化させるという運動の要素も大事ですし、向上させたい能力でもあります。

ですが、ただ難しい動きを覚えるから運動スキルが高まる訳でも神経系のトレーニングになる訳でもありません。

体幹・平衡のトレーニングから話がそれましたが、平衡系のトレーニングであれば

・バランスボールに乗れるようになるとバランス能力が高まる

・グラグラするところに立ち続けられるからバランス能力が高い

・それらが競技でのバランス能力の向上につながる

・体幹、コアトレーニングで鍛えたから体幹が強くなる、動きが良くなる

なりません。

(やり方によるので、そのトレーニングが悪いとか効果がないということではありません)

バランスディスクにばかり乗っていて、長時間乗れるようになったとしても

その競技でのバランス能力が向上する訳ではありません。

普遍的なバランス能力、その競技でのバランス能力を高めるようにトレーニングしていかなければならないのです。

体幹トレーニングも同じパターンを繰り返して運動させること、筋肉を緊張させることで、どんな影響があるか

大人のスポーツ選手がねらいとする筋肉に刺激を入れる目的でトレーニングをするのと、こどもがするものが同じであって良いのか、考えなくてはいけないと思います。

教室の運動ではハイハイや手足をつかった四足の動きを重視しています。

手で体を支える

手がしっかり開くか、つけるか

腕で支え、肩や背中、胸の筋肉をつかう

四つ這いで背中・腹部を動かす

股関節が大きく屈曲する

股関節周辺、臀部や大腿部の筋肉が働く

足指が屈曲し体を支える

頭部を立てて周りを見る

四肢を連動させて動く、首の動きも連動する

前後方向へのバランス

全身、体幹がつかわれますし、四肢の協調性も必要です、首の動きも重要です。

うまく重心を前方に移動させないとスムーズに進めません、転倒を防ぐ、バランス、姿勢を制御することも求められます。

それと、大事な大事な寝返り

身体運動、身体の移動の第一歩

自分の体がどうなっているかわからない赤ちゃん

自分の手はわかるようになった

足は?これは何なのか?さわってみる、なめてみる

自分の体らしい

手を動かす、足を動かす

体が回るか、どんな感じか、見える景色は?

目の動き、首の動き、そして肩や骨盤の動きが伴い、体が回転する

それをしたときの感覚、動作、運動学習

この寝返りが体の軸をつかったものになっているか

余計なところに力が入る・緊張する、手足の動きに頼ったものになっていないか

バランスボードに立つだけのトレーニングが役に立つのは、それと似たような運動をするときだけです。

寝返りの動作が自然になる、なめらかになる、力に頼らないものになると、他の動作やスポーツの動きもそうなってきます。ハイハイの動きもおなじ。

もちろん各競技のトレーニング、専門スキルを高めることも必要ですが

本当の基礎、土台がしっかりすると、その上には自然と高く積み上がっていきます。

“体幹トレーニング”にしても“コオーディネーショントレーニング”にしても

同じ言葉であっても、それが指しているもの、意味、ねらい。

外見は同じでも中身が違うことがあります。

そのトレーニングが本当に「体幹」に「平衡」に「コオーディネーション能力」に刺激を与えるものになっているかどうか

相手を観察すること、トレーニングの目的、視点、評価、考えて取り組みたいと思います。

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